村上和雄先生に感謝を込めて
先端学際領域研究センター(TARA センター)初代センター長の村上和雄名誉教授が、去る4月13日にご逝去されました。
村上和雄先生は、高血圧の発症に関与するレニン・アンジオテンシンの研究について、レニンの精製、ヒトレニンの構造解析、遺伝子改変マウスの作製・解析を展開され、「レニン・アンギオテンシン系に関する生化学ならびに分子生物学的研究(共同研究)」に対して日本学士院賞を受賞(1996年)されるなど、高血圧研究において極めて重要かつ先駆的な研究をなされました。さらに、2011年には瑞宝中綬章を授与されました。
また、初代TARAセンター長として、筑波大学の学際科学研究の発展に多大な貢献をされました。
村上和雄先生に心よりの感謝を申し上げるとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
生存ダイナミクス研究センター一同より