寄生生命科学研究
島田プロジェクト「寄生生命科学研究」

現在地球上で最も繁栄している昆虫類において、寄生蜂の種数はその20%をも 占めると推測されており、最大級の動物グループと言って過言ではありません。 寄生蜂は、他種の昆虫あるいはクモを宿主として、多種多様な寄生様式で宿主の 体を乗っ取ることが知られています。一方、寄生を成立させるための分子メカニ ズムには未だ不明な点が多く残されています。本研究は、ショウジョウバエ属昆 虫を宿主とする寄生蜂アソバラコマユバチ属に着目し、寄生戦略の分子機構を包 括的に理解することを目指しています。
研究内容
寄生蜂の毒遺伝子群の同定と作用機序,宿主の免疫防御機構の解析
島田裕子(生存ダイナミクス研究センター/准教授)
主に以下の5つを対象とした研究を実施しています。
1)寄生蜂アソバラコマユバチ属の毒遺伝子群の探索と同定
2)宿主ショウジョウバエに対する寄生蜂毒の上皮細胞選択的な作用機序の追究
3)寄生蜂毒の宿主特異性の作用機序の解明
4)寄生蜂毒の標的分子の探索
5)寄生蜂毒タンパク質の構造解析
